「また今日も、アナリティクスの数字はほぼゼロか…」
平日の夜、家族が寝静まったリビングで一人、あなたは静かにため息をつくかもしれません。週末の貴重な時間をすべて注ぎ込み、寝る間も惜しんで書き上げた渾身の記事。
それなのに、現実はあまりにも厳しい…。(首、肩、腰の鈍痛)
もし、あなたが今、こんな出口の見えないトンネルの中にいるのなら、断言します。
それはあなたの努力や才能が足りないからではありません。
ただ一つ、ゲーム開始時に、攻略不可能な「詰みルート」を選んでしまっているだけなのです。
この記事では、貴重な時間と情熱を無駄にしてしまう人を一人でも減らすため、「絶対に手を出してはいけない稼げないジャンル」とその科学的な理由、そして「あなたの経験が最強の武器になる、勝ち筋の見つけ方」を解説します。
この記事を読み終える頃には、
- あなたの貴重な時間を100時間以上も食い潰す「稼げない地雷ジャンル」を見抜けるようになる。
- なぜ稼げないのか?という本質がわかるため、今後どんな新ジャンルが現れても、他人の情報に惑わされず、自分自身で収益化の可能性を判断できる。
- 収益に変わる「勝てる土俵」を見つけ出すための、具体的で再現性の高い3つのテストを実践できるようになる。
以上の未来を手にしているはずです。
ここまで読んでくださってありがとうございます。
にし(@nishiblog_)です。
10年以上前、あなたと同じように将来への漠然とした不安と収入への渇望から、ブログの世界に足を踏み入れました。正直、数え切れないほどの失敗を繰り返しました。
「稼げる」と聞いて飛びついた仮想通貨ブログでは、全く興味が持てずに情報収集が苦痛になり3ヶ月で挫折。
良かれと思って書いた健康サプリの記事は、どんなに質を高めても大手企業や医療機関のサイトに勝てず、検索圏外へ消えていきました 。
時間と自信、その両方を失う日々でした。
この泥臭い経験があるからこそ、今あなたが抱えている悩みや、これからぶつかるであろう壁が手に取るように分かります。
詳しくはプロフィールもご覧ください。

この記事で解説するジャンル選定法は、Googleが公開している品質評価ガイドラインで最も重要視される指標「E-E-A-T(経験・専門性・権威性・信頼性)」の概念に基づいています 。
これは、個人ブログが大手メディアと戦うための唯一にして最強の戦略です。
初心者が手を出すと99%失敗する!稼げないブログジャンル7つの大罪
まずは知るべき大前提:稼げないジャンルはあなたの「努力」を無にする
ブログで成功するために最も重要なことは何だと思いますか?
文章力でしょうか?
継続力でしょうか?
それも大切ですが、実は違います。
答えは、戦う「場所」を間違えないこと。
つまり「ジャンル選び」です。
どれだけ優れた武器(文章力)を持ち、どれだけ屈強な兵士(継続力)であっても、最初から勝ち目のない戦場に足を踏み入れてしまえば、待っているのは敗北だけです。
これから紹介する7つのジャンルは、まさにその「勝ち目のない戦場」です。
あなたの貴重な努力を無にしないためにも、頭に叩きこんでおきましょう。
稼げないジャンル①:【YMYL】個人の声が届かない「大組織の領域」
YMYLとは「Your Money or Your Life」の略で、あなたのお金や健康、つまり人生に重大な影響を与えるテーマ群を指します。
具体的には、以下のようなジャンルが該当します。
- 医療・健康(病気、サプリ、美容整形など)
- 金融(投資、保険、クレジットカード、ローンなど)
- 法律(離婚、税金など)就職・転職
なぜ、これらのジャンルは稼げないのでしょうか。
答えはシンプルで、Googleが読者の人生を守るため、情報の「信頼性」と「権威性」を何よりも重視しているからです。
あなたが「おすすめのサプリ」について検索した時、個人の体験談ブログと、大学病院の公式サイト、どちらを信じますか?
ほとんどの人が後者を選ぶはずです。
Googleも同じ判断をしています。
YMYL領域では、検索結果の上位は病院、公的機関、大手金融機関といった「大組織」によって独占されています。
個人のブログがどれだけ熱意を込めて記事を書いても、その声が読者に届くことは、残念ながらほとんどありません。
稼げないジャンル②:【法人無双】企業サイトが支配する「消耗戦領域」
次に避けるべきは、法人が巨額の予算を投じて支配しているジャンルです。
具体例を挙げます。
- 転職エージェント比較
- 脱毛サロン
- クレジットカード
- ウォーターサーバー
これらのジャンルで検索してみてください。
検索結果の1ページ目は、美しいデザインの公式サイトや、広告費をふんだんに使った大手メディアで埋め尽くされているはずです。
彼らは専門のライターチームを抱え、SEOのプロを雇い、広告を打ち、組織ぐるみで上位表示を狙っています。
これは、個人が竹槍で戦車に挑むようなものです。
あなたの貴重なリソースを、勝ち目のない消耗戦に投じるのは賢明ではありません。
稼げないジャンル③:【低収益性】労力と収益が見合わない「ボランティア領域」
ブログで収益を上げる主な方法は、アフィリエイト広告です。
しかし、世の中にはアフィリエイト案件そのものが存在しない、あるいは存在しても報酬が極端に低いジャンルがあります。
- アフィリエイト案件がほぼないジャンル(例:自己啓発、一部の心理学)
- 案件単価が低すぎるジャンル(例:書籍、日用品)
例えば、Amazonアソシエイトの書籍紹介料率は3%です。
1,000円の本を紹介して得られる報酬は、わずか30円。
月5万円を稼ぐには、約1,667冊も売らなければなりません。
記事を書く労力は、1件1万円の案件を紹介するのと大差ないにもかかわらず…です。

なんて思うかもしれません。
しかし、アドセンスでまとまった収益を上げるには、膨大なアクセス数が必要であり、初心者がいきなりそれを目指すのは、極めて困難な道と言わざるを得ないのです。
稼げないジャンル④:【メディアミスマッチ】動画に勝てない「テキスト不向き領域」
あなたが「美味しいペペロンチーノの作り方」を知りたい時、文字だけのレシピ記事と、調理工程がよくわかる動画、どちらを見たいですか?
おそらく、後者でしょう。
このように、テーマによってはテキストよりも動画の方が、圧倒的に情報が伝わりやすいジャンルが存在します。
具体例は以下の通りです。
- 料理レシピ
- 筋トレ・フィットネス
- DIY
- 楽器演奏
これらのジャンルでは、ユーザーはYouTubeなどの動画プラットフォームで情報を探す傾向が強いです。
テキストという土俵で戦うこと自体が、本質的なハンディキャップになってしまうのです。
稼げないジャンル⑤:【フロー情報】資産にならない「自転車操業領域」
ブログの最大の魅力は、一度書いた記事が資産となり、長期的にアクセスと収益を生み出してくれる「ストック性」にあります。
しかし、情報の鮮度が命のジャンルでは、その魅力が活かせません。
- 芸能ゴシップ
- 時事ニュース
- 季節限定イベント(おせち、ふるさと納税など)
これらのジャンルは、常に新しい情報を追い続け、記事を書き続けなければアクセスが途絶えてしまいます 。
それはまるで、止まったら倒れてしまう自転車操業のようです。
副業で限られた時間しか使えないあなたにとって、これはあまりにも過酷な働き方ではないでしょうか。
稼げないジャンル⑥:【情熱の枯渇】継続できない「挫折確定領域」
これは、自分が最も伝えたい項目かもしれません…。
「稼げるらしい」という理由だけで、あなたが全く興味を持てないジャンルを選ぶこと。
これは、挫折への片道切符です 。(終わりの始まり)
何を隠そう、自分がこの罠にハマりました。
情報収集は苦痛でしかなく、記事を書く手はすぐに止まりました。
結果、3ヶ月で燃え尽き、得られた収益は…(あ、涙が…)
ブログは短距離走ではなく、マラソンです 。
収益が出るまでの半年から1年という長い道のりを、情熱なしで走り続けることは不可能です。
稼げないジャンル⑦:【市場の不在】そもそも検索されない「無人島領域」
ニッチなテーマを狙うのは戦略として正しいのですが、それも度を越すと「そもそも誰も検索しない」という事態に陥ります。
あなたがどれだけ素晴らしい記事を書いても、その情報を求めている人がいなければ、それは無人島で叫んでいるのと同じです。
アクセスは集まらず、アドセンス収益もアフィリエイト収益も発生しません 。
自分の趣味や専門分野が、ある程度の市場規模を持っているか、ラッコキーワードのようなツールで事前に確認することが不可欠です 。
もう迷わない!あなたの「勝ち筋」を見つけるプロのジャンル選定3ステップ

なんて感じているそこのあなた。(え?あ、すみません)
ここからは、あなたが勝てる土俵、つまり「お宝」が眠る場所を見つけ出すための、具体的で再現性の高い3つのテストをご紹介します。
この3つのテストをクリアしたジャンルこそ、あなたが時間と情熱を注ぐべき場所です。
ステップ1:【収益性テスト】そのジャンルに「お金の匂い」はするか?
ブログはビジネスです。
ボランティアではありません。
したがって、最初に確認すべきは「そのジャンルで本当にお金を生み出せるのか?」という点です。
やり方は簡単です。
まず、国内最大級のASPであるA8.netに無料登録してください。
ブログを持っていなくても登録できます。
登録したら、あなたが候補としているジャンルに関連する広告案件が、「どれくらいの数」あり、「どれくらいの単価」なのかを実際にその目で確かめるのです。
ここでの判断基準は2つです。
- 広告案件が、最低でも5件以上見つかるか?
- その中に、報酬単価3,000円以上の案件があるか?
この2つの基準をクリアしていれば、そのジャンルには十分な「お金の匂い」があると言えます。
ステップ2:【競合環境テスト】その土俵に「あなたの椅子」は用意されているか?
そのジャンルに個人ブログである「あなたの居場所」があるかどうかを確認します。
あなたが狙いたいキーワード(例:「30代 おすすめ プログラミングスクール」)で、実際にGoogle検索してみてください。
そして、検索結果の1ページ目に表示された10サイトをじっくりと眺めるのです。
ここでの判断基準は、たった一つ。
上位10サイトの中に、「個人が運営しているブログ」が1つでも含まれているか?
もし、表示されるのが企業公式サイトや大手メディアばかりであれば、それは「参入禁止」の赤信号です。
そのキーワードは、すでに法人が支配する戦場であり、あなたの椅子は用意されていません。潔く撤退し、別のキーワードを探しましょう。
ステップ3:【継続可能性テスト】そのテーマで「100記事書ける」情熱はあるか?
最後のテストは、あなた自身の心の中にある「情熱」を測るテストです。
ブログ運営という長い旅路を走り抜くための、ガソリンが十分にあるかを確認します。
ここでは、2つの自己診断法を試してみてください。
- 自己診断法①:「そのジャンルで書けそうなブログ記事のタイトル案」を、30分以内に50個書き出せますか?
- 自己診断法②:そのジャンルの専門性を高めるため、「関連書籍を10冊、自腹で買って読む覚悟」がありますか?
もし、これらの問いに「YES」と即答できないのであれば、そのジャンルへのあなたの情熱は、ブログを継続するには不十分かもしれません。
もう一度、自分の心に問いかけてみてください。
【Q&A】ブログの稼げないジャンルに関する”最後の疑問”を解消します
しかし、収益化の方法はアフィリエイトだけではありません。
あなたの深い知識や経験を活かし、noteやKindleで電子書籍を販売したり、オンライン講座を開いたりといった「独自商品」に繋げる戦略が非常に有効です。
アフィリエイトに依存しないことで、趣味と収益化を両立させる道が開けます。
おっしゃる通り、YMYL領域でも「極めて属人性の高い一次情報」は、読者にとって価値があります。
一般的な病気の解説記事ではなく、あなた自身のリアルな闘病記。
一般的な投資手法の解説ではなく、あなた自身の詳細な投資記録。
このように、個人の経験に徹底的に特化し、事実を誠実に伝えるのであれば、活路は見出せるかもしれません。
ただし、決して安易に手を出すべきではない、上級者向けの戦略であることは間違いありません。
「転職」のような巨大なキーワードで、大手企業に正面から挑むのは無謀です。
しかし、戦場をずらし、ターゲットを極限まで絞り込む「超特化」戦略こそ、個人ブログの勝ち筋です。
例えば、
「転職」ではなく、「30代営業職が、未経験からWebマーケターへ転職を成功させるための具体的なステップ」。
ここまで絞り込めば、大手メディアはカバーしきれません。
そこに、あなたの経験という名の「E-E-A-T」が加われば、個人でも十分に勝機はあるのです。
稼げないと言われているジャンルはよほどの自信が無い限りやっぱり避けておいたほうがいいと思う自分【経験談】
ここまで読み進めていただき、本当にありがとうございます。
結論から言うと、「稼げない」と言われているジャンルは、やはり避けるべきだと自分は考えています。
なぜなら、何を隠そう自分自身が「稼げない」と言われるジャンルに「反骨精神」で挑戦し、全く成果を出せなかった苦い経験があるからです。
自分が挑戦し、そして挫折したジャンルは以下の通りです。
- アダルト、ギャンブル系 → 次第にネタが尽きてしまい、紹介できるアフィリエイト案件も代わり映えしなくなったため、モチベーションが続かず。
- 筋トレ系 → 他の人を圧倒するような突出した経験が自分にはなく、何よりブログというテキストメディアよりもYouTubeの動画で発信する方が明らかに有利だと判断。
- 美容、健康系(YMYL) → 結局、他のサイトに書いてある以上の内容が書けず、専門性や権威性が求められる「YMYL」の壁を越えられず。
- 金融系(YMYL) → これも美容・健康系と同様の理由で、挫折。
これら3つのジャンルに挑戦し、ジャンル1つにつき少なくとも3ヶ月以上、合計で9ヶ月以上の時間を「失敗経験のため」だけに費やしてしまったのです。
当時の自分は、「高単価案件が多いのだから、アクセスが少なくても一発当たれば大きいはずだ」と、非常に甘い考えでいました。
なぜそのように考えてしまったのか。
それは、
「必見!YMYLジャンルでも稼ぐ方法!」
「YMYLジャンルこそ実はブルーオーシャン」
「アダルト、ギャンブルは狙い目!」
といった、一部の情報を鵜呑みにしてしまったからです。
もちろん、それらの情報が全て嘘というわけではないのかもしれません。
しかし、相応の知識と経験を持つ人でなければ戦うべきではないのだと、身をもって痛感しました。
近年、専門性がより重視されるようになり、その傾向はさらに強まっています。
どうか、案件の単価や数だけに惑わされないでください。
明確な勝算や専門的な根拠がない限り、あなたの貴重な時間を「稼げない」と言われるジャンルに投じるべきではないのです。
まとめ:稼げないジャンルを避けることは、成功への最短ルート
でした。
この記事では、あなたの貴重な時間と努力を守るため、避けるべき7つの地雷ジャンルと、あなたが本当に戦うべき場所を見つけ出すための3つのテストについて解説しました。
今日の学びをまとめます。
- 避けるべき7つの地雷ジャンル:YMYL、法人無双、低収益性、メディアミスマッチ、フロー情報、情熱の枯渇、市場の不在
- 勝てる場所を見つける3つのテスト:収益性テスト、競合環境テスト、継続可能性テスト
今日から何をすべきか?
非常にシンプルです。
まずはA8.netに無料登録して、あなたが少しでも興味を持っている分野の広告案件を、探検するように覗いてみてください。
次に、この記事で紹介した「3つのテスト」を、候補のジャンルでゲーム感覚で試してみてください。
行動しなければ、何も変わりません。
この記事を閉じて、また昨日と同じように成果の出ない作業に戻れば、1年後もきっと同じ場所で同じ悩みを抱えているでしょう。
しかし、今日この瞬間に小さな一歩を踏み出せば、あなたの1年後の未来は、全く違う景色になっているはずです。
あなたの自由で快適なライフワークを応援しています。
キジオワ